【講師紹介】ストレングス&コンディショニング担当
横須賀 勇毅

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高校時代は野球部の副主将として埼玉県ベスト8。大学では国語教員免許を取得しながら、教育学、言語学の研究。同時にトレーナー、インストラクターとして活動。個人指導から団体指導、乳幼児から90歳まで幅広く指導。大学4年時に独立し、大学卒業から一年後にパーソナルスタジオを開業。現在ではアスリートを中心に、プロ選手の個人指導やチームの指導、強化指定選手などのトレーニングを行う。得意分野は、ファンクショナルトレーニング、身体操作、競技指導。自分自身で最高のお手本を見せることにこだわり指導している。育成においては多様な学習スタイルに対応する指導スキルを武器に柔軟な発想、学び続ける意志を持った本物のトレーナー輩出を目指し指導。ストレングスからヨガまで幅広く指導経験のあるマルチトレーナー。


「教える」ことへの道筋
中学の時は野球、バスケットボール、水泳、駅伝、高跳び、そして、高校では野球に打ち込みました。しかし、高校では自分としては納得のいかない3年間を過ごし、大学に進学するとそんな否定的な空間からの脱出を計りました。大学1年の頃からフィットネスクラブでアルバイトを始め、まず、任されたのはスイミングのコーチ。首が座ったばかりの赤ちゃんから80代のお年寄りまで幅広い年齢層を受け持ちました。

その後、ダイエットプログラムや、肩こり・腰痛などメンテナンスのトレーナー、スタジオレッスンのデモンストレーションを経て、人に教えることにやりがいを見出すようになっていました。その頃の私は、野球を諦め選手として成功できなかったことを心のどこかで後悔していたのです。しかし、当時、本音で相談できる人がいて「大学野球ってこういうものだよ」とアドバイスしてくれる人がいたら違っていたかもしれません。ある時、クライアントさんからもらった「人生が変わった」という言葉がきかっけとなり、トレーナーの道を進むことを決意しました。


成功と挫折
そんな中、転機が訪れました。スタジオレッスンで見せるスキルには自信があったので、クラブの担当者に「ステージに上がりたい」と伝えレッスン開発会社に映像を送ったところ、採用されたのです。そして、翌年からはオファーが来るように。大学との両立が大変になってはいきましたが、日本語を専攻していたこともあり、言葉の選び方や教育心理学を学び、フィットネスクラブの仕事にも役に立てました。

3年生までは順調。4年生になり進路を考え出した時、レッスン開発を行っている会社でナショナルトレーナーの試験を受けました。しかし、結果は不合格。その理由は「個性がない」でした。試験は何点とれば合格というものではなく、パフォーマンスとマインドを伝えなければいけません。専門学校に通っていない私は、基礎知識の習得が甘かったのだと感じました。個性を出すにもまずは、基本的な知識が必要。自分に足りないものを補うために、時間を見つけて勉強をしました。

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自ら切り拓いた道
大学在学中にフリーランスのトレーナー兼インストラクターとして独立、大学卒業後23歳でスタジオをオープンしました。その後、28歳でストレングストレーナー、パーソナルトレーナーとなり、現在はセミナー講師もしています。遠回りはせず自分の望む道を突き進んだのは、現場を見てきて伝えたいこと、教えたいことが溢れていたから。ただ、大学時代に得たものが今につながっていると思う反面、やり残したと感じることもあります。それは、今も心にあるのですが、選手しての道を進まなかったこと。そして、フィットネス以外で人との関わりを広めようとしなかったことです。

学生の皆さんには、できることは学生時代にしておくべきだと伝えたいです。例えば、資格の取得もそのうちの1つでしょう。私も学生時代にもっと資格を取っておくべきでした。貴重な時間を有意義に使ってほしいと思います。

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トレーナーへの思いと野望
これまでトレーナーを担う競技については現場を見に行き、動画を分析し、クライアントの思い、希望をしっかり聞いてカスタマイズしてきました。それはトレーナーとして一番よい状態を見せたいと考えているからです。自分の体力が落ちパフォーマンスが思うようにできなければ、次の世代に託したいと思っています。例えそうなったとしても講師として伝えることはできるはずです。今後の目標は、野球のトレーニングアカデミーを作ること。クライアントを通じて自分がなせなかったことを達成していきたい、その思いは変わりません。

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トレーナーを目指す皆さんへ
思い立ったが吉日。それがまさにスタートです。迷っていたらそれだけ遅くなり、チャンスを逃してしまいます。年齢や知識を悲観するのはもったいない。皆さんには0から1を作る本物のトレーナーを目指してほしいと思います。本物のトレーナーとは何か。答えが決まっていたとしてもアプローチ方法は1つではありません。柔軟性を持ちクライアントに寄り添って結果を出す、それが本物のトレーナーだと信じています!


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